人間関係 WinーWinを考える

みんなで勝つ

「Win」とはLose(負け)の反意語で、「勝ち」を意味しています。今日の人間社会は、勝つか負けるかの競争心がいたる所に浸透しています。日本の学校で教育を受けた人なら、テストや受験で優劣をつけられ、将来が決まるのを経験してこられたことでしょう。

自分が勝ち、相手が負けるのは「Win-Lose」です。反対に、相手が勝って、自分が負けるのは「Lose-Win」です。しかし、ここで述べているのは自分も相手も勝つという意味で、「Win-Win」です。人間関係において両者とも気持ちの良い思いができるようにするのです。

Win-Loseの害

では、なぜ自分が勝って、相手が負けるWin-Loseではいけないのでしょうか。Win-Loseとは以下のような考え方です。

・他人の成功が羨ましい、やきもちや嫉妬で、ちっとも喜べない。

・人を押しのけてでも進もうとする。

・人の気持ちなど気にしない、自分の意見をいつも声高に述べて、我を通すことが一番。

・自分の成功のためなら平気で他人を利用する。

・他人のうわさ話や悪口をいうのが楽しい。

このような考えを持つ人を親友にしたいでしょうか。そうは思わないはずです。

Lose-Winの害

自分が負けて、相手が勝てば、平和に収まるのではないでしょうか。

通常Lose-Winの考え方は以下のようなものです。

・(心のなかで…本当はいきたくないけど)いいよ、行こう。

・自分なんかいなければみんな幸せになれるのに。

・残業なら私が全部しておきますから、皆さんどうぞ行ってきてください。

・人が良すぎて、頼み事をされれば断れない。

このような感じですから、自分が背負すぎて、いつもくたびれてしまいます。

8切れのピザ

ほとんどの人は「Win-Lose」か「Lose-Win」の考え方を持っています。この考え方だと人間関係はどこか楽しくないものを感じるはずです。例えで考えてみましょう。

ピザを食べるときには、大抵8等分されています。そこに10人の人がいれば、ピザを食べることができるのは8人です。ピザを食べることのできた8人はいわば勝ち組で、食べれなかった2人は負け組です。その2人は悲しさや悔しい思いをします。

日本の社会もこのようなものです。これが「Win-Lose」の考え方で、競争社会のうちに普通に見られる精神です。

では、同じ10人が食べ放題の店に行ったらどうでしょうか。10人ともが満足に食事にありつけます。これが「Win-Win」です。

ここでは原則しか述べませんが、人間関係においても両者が勝つ「Win-Win」の道があります。いままで「Win-Lose」か「Lose-Win」でやってきたので、この「Win-Win」を見出すのには慣れていません。

しかし、あきらめずに自分も勝ち、相手にも勝たせるというこの第3の選択肢はみんなを幸せにします。ほとんどの人はこのような考え方を知らず、実践できないので、まずは自分が考えてチャレンジしてみましょう。