離婚の理由 借金

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金銭面でルーズな人と、しっかりと節約し必要なもの以外はほとんど使わず、コツコツ貯金する人。両者が一緒になろうとすれば、金銭感覚の違いが大きければ大きいほど、いさかいが生じることが多いものです。これが離婚の理由となる場合も多いのです。

買い物依存症の主婦Rさんの場合は欲しいものはもちろん、すでに持っているのに同じものを買ったり、そんなに欲しくないものまで買ってしまいます。安いお菓子から高価な洋服まで、お金を使わない日はありません。

お金を使うとき一種の麻薬のような効果があらわれ、満たされなさや日々の様々な煩いごとを一時だけ忘れることができたのです。普通のサラリーマンである夫、典孝さんは家計は妻まかせ。月5万円お小遣いだけもらっています。

妻のRさんが買い物好きであることは知っていましたが、買い物依存症になっていたことは知りませんでした。家計のことや貯金のことはすべて妻まかせだったので、内情についてはあまり気にしていなかったのです。

典孝さんがはじめて妻の借金を知ったのは、ローン会社からの催促状が届いてからです。びっくりして、妻に問い詰めるも、妻のRさんははっきり答えません。

「今度のボーナスで返せると思う」と妻は言いますが、妻の様子からはボーナス程度では返せないということがわかりました。いったいいくらの借金があるのでしょうか。何年もの間、家計をすべて妻まかせにしていたのが今頃になって悔やまれます。

後になって、妻が買い物依存症であることを妻の友人から聞かされたのですが、これが一種の中毒であることがわかり、典孝さんは裏切られたという失望感から考慮していた離婚を思いとどまりました。

「買い物依存症」なるものをほとんど知らない典孝さんにとって、これからは妻と力を合わせて借金返済と買い物依存症との長く困難な戦いが始まっていくのです。

買い物依存症がどうしてもやめられない中毒性の病気だと理解してくれ、なんとか2人で治してゆこうと考えてくれる典孝さんのようなご主人なら最悪の結果は免れることができるかもしれません。

しかし、多くの人はそこまで優しくはないでしょう。いつの時代でもお金の使い方を間違えると大きなストレスをもたらすのです。

夫の借金

元夫のNさんが結婚前にもサラ金地獄で借金取りに追い回され、結局は親に払ってもらったと、妻であった香苗さんが初めて聞いたのは離婚した直後でした。離婚したら子供がかわいそうだからと8年我慢した夫の浪費癖。

給料はほとんど借金の返済に充てられ、生活費は香苗さんのパート収入だけが頼り。なにかあると、食べるものにも事欠く日々でした。

「浪費癖は死ぬまで治らないから、あなたと子どもの将来のためにも離婚したほうがいい」…

周囲から勧められ、さんざん悩んだ挙句に香苗さんが行った選択が離婚でした。借金が離婚の理由となる人は後を絶ちません。元夫Nさんは一人っ子。幼いころから何でも欲しいものを与えられ、甘やかされたので我慢するということを知らないのです。

大人になってからもそのままの感覚。何でも欲しいものを買い、パチンコにも湯水のようにお金を使います。なにかあると、親がでてきて、尻拭いです。そういう背景があるせいか、借金にもあまり危機感や焦りを感じず、「最後は誰かがなんとかしてくれる」と思っていたようです。

もちろん香苗さんとしては、元夫の借金が明るみになってから、何度も話し合ったつもりでした。香苗さんがいよいよ離婚を切り出してもなかなか首を縦に振らないNさん。そのたびに、「借金、もうやめるから」と約束してもらいました。

しかし、元夫は約束を守らず、借金は返しても返しても増えていく一方でした。もう最後は火だるま状態で、どうしようもなかったのです。借金はやめない、離婚はしたくない。その身勝手さに香苗さんの限界もきました。

今まで甘やかされて、自分の思いどおりになってきたかもしれませんが、そんなに世の中甘くはないのです。夫や妻の浪費癖・借金で頭を抱える香苗さんのような人は日本中に大勢いることでしょう。