再婚後のよくある問題「前の結婚と比べる」「不安」

adhd30

かつてないほどの離婚率上昇により、再婚する人も増加しています。再婚には、した人にしかわからない特有の問題があります。今回は、よくある問題のひとつ「比較する」という点を取り上げます。めでたく再婚したものの、いざ生活が始まってみると前の結婚生活と比較してしまう、もしくは比較される、これは本当によくあることです。

前の結婚生活が長ければ長いほど、思い出も多いので、悪意なく比較してしまう場合がほとんどであり、仕方のないことかもしれません。しかし、再婚した相手があまりに頻繁に前の結婚生活のことを話すなら、当然ながらこちらはイライラしたり、不安になったりするものです。

この問題については、基本的に2人で話し合って決めることです。前の結婚生活について話すのはいっさい禁止といったルールもありかもしれません。とはいえ、必ずしもタブー視しなければならないわけではありません。

もしかしたら前の結婚生活について相手が話したいときもあるかもしれません。思いやりをもって相手の身になって考えてあげるのはどうでしょうか。よく聞いてみると、新しい配偶者についての新しい発見ができるかもしれません。

建設的でない比較は誰得でもない

ただし、前の夫(もしくは妻)と新しい夫(もしくは妻)を比べるといった比較は避けましょう。前のパートナーにも新しいパートナーにもそれなりに長所や短所はあるからです。前の配偶者のよかった点と新しい配偶者のできていない点を比較しても新しい配偶者は落ち込んで、自信をなくしてしまいです。

建設的ではない比較は誰の得にもならず、破壊を生み出すだけです。では、この点が問題になっているのなら、このように考えてみるのはいかがでしょうか。前の結婚生活にはそれなりの努力や時間や思い出があります。それは、前の結婚生活で2人が共同して書き上げたストーリーからなる本のようなものです。

ときどき、思い出してその本を読むことがあるかもしれません。しかし、その本はもう書き終わっています。今は再婚した新しい二人で、新しい結婚生活を送り、新しいストーリーからなる本を共同で書いているところなのです。

書き終わっている古い本のことを振り返るのと、新しい本を書いてゆく作業のどちらに、より多くの時間やエネルギーを当てたいと思いますか。再婚に伴い、終わった生活と新しい生活を比較するのは再婚した人にしかわからない独特のものです。終わってしまった結婚生活によって、新しい結婚生活まで終わりにしたいとは思わないでしょう。

再婚に伴う問題―安心できない

今の時代、浮気や不倫が当たり前のものとなっています。これらが原因で結婚生活が終わってしまうことはよくあります。時代の変化に伴い、離婚が増えている分、再婚も増加しています。再婚した人のどちらかでも、離婚の原因が相手の浮気、不倫、借金といった問題だった場合、「裏切られた感」や「見捨てられた感」が大きな傷として残っていることでしょう。

なかなか傷はいえないものです。再婚したからといって、古傷をいっさい思い出さないわけではありません。「また裏切られるのではないか」、「捨てられるのではないか」という不安や恐れがあるものです。

こういうケースの場合、前の結婚が裏切られて終わっていますから、その不安や恐れがある分、マイナスからのスタートになります。そういう経験がない側の夫(または妻)はその不安や恐れが理解しにくいかもしれません。

不安なとき

不安な側の夫(または妻)は、心配なとき、どうすればよいでしょうか。やはり心の内に秘めたままにするのではなく、率直に話すのは助けになります。友人や親兄弟に相談するのもいいかもしれませんが、配偶者に話すのはどうしても必要です。

自分の中で存在しない問題のように考えて逃げてはいけません。聞いてくれそうなときを見計らって、自分がどう思っているか、感じていることを話すようにしましょう。できるだけ早い時期から話しておくと、話を切り出しにくくなることを避けられます。

安心させる

では逆に、相手からそのような話を打ち明けられた場合はどうでしょうか。簡単にあしらったりせず、見捨てたり、裏切ったりしないことをしっかりと言葉で伝えることが大切です。自分には何ができるか、どんな注意点があるかといったことを聞いてあげるのも親切でしょう。

そのような経験のない側の夫もしくは妻にはより多くの思いやりが求められます。当然のことですが、配偶者を心配させるような言動は慎みましょう。間違っても「絶対にばれないから大丈夫」といった考え方はしないように注意です。

相手が不安を感じてから対処するより、不安の一歩先をいって、いつも相手が安心していられるような状況作りのほうが勝っています。どちらにしても、長い目で見るようにしましょう。1日や2日で完璧な信頼関係を築くのは難しいものです。失った信頼はそれほどまでに大きな損失だったのです。

再婚後の生活を幸せなものにできた人は大勢います。前の結婚生活は失敗に終わったかもしれませんが、人は失敗から多くを学んで成長できるのです。ここで述べたような「信頼」は努力するだけの価値が十分あります。それは生涯2人を強力に結びつける絆となるからです。