言い争い、口で勝っても実際には「負け」

結婚した夫婦が言い争うのはよくあることです。多くの人は、聞くよりも話したがります。相手を理解しようとするよりも、自分の意見を主張しがちなのです。では、あなたにとって一番大切なのは何ですか。自分の考えを押し通すことですか。二人の結婚生活が幸せであることでしょうか。

結婚生活においてどちらかが勝ちで、どちらかが負けということはありません。なぜなら彼らは、「私」ではなく、「私たち」だからです。どちらかが勝って、負けたほうが惨めな悔しい思いをするということはどちらとも「負け」です。結婚生活の二人の関係を損なわないようにするほうがずっと良いのではないでしょうか。

意見の違いは生涯あるものと考えてください。二人は育った環境も、接してきた人々も個性も性別も違うのです。二人は結婚したのであって、クローン人間になったのではありません。ですからいつも意見が一致することを期待するのは現実的ではありません。

需要と供給

基本的に言い争いが生じるのは需要と供給が噛み合っていないからです。たとえば、相手の要求がこちらの能力を超えた実行不可能なのものであれば、相手の需要をこちらは供給できないので、それは需要と供給が噛みあっていません。

性別の違い

言い争いの原因には性別の違いも関係しています。男性と女性とでは意思の通わせ方が異なり、それぞれに特有の必要があります。女性は、自分の気持ちを率直かつ頻繁に伝えることを願うものです。一方、男性は、一刻も早く問題を解決して厄介な事態を避けることにより、平和を保とうとします。

妻が問題について話すとき、妻が求めているのは、手っ取り早い解決策ではなく、心からの共感かもしれないのです。そこで、夫が手っ取り早い解決策を提案しようものなら、妻は余計に不機嫌になります。需要と供給の関係が満たされていないのです。夫にも妻にも悪気はありませんが、性別の違いをよく理解していないとこういうことが生じるのです。