日本人の離婚の理由 NO.1「性格の不一致」

不一致

日本人の離婚の理由ナンバーワンは「性格の不一致」です。今までまったく違った人生を歩んできた二人が一緒に生活をはじめるのですから、性格なんてもとから一致するわけがありません。

自分の器がいかに大きいか、お互いの違いを受け入れたり、相手のこだわりを見逃したりできるでしょうか?それができないと、衝突が生じるわけです。

妻が洋食好きで、得意だとします。しかし、ご主人は和食好き。

しかも、妻は和食が苦手。どうなるでしょうか?

食卓に並ぶのは朝食のパン&コーヒーからはじまり、グラタンやワインで終わります。夫が食べたい味噌汁や焼き鮭は、家で食べることがほとんどありません。夫としては、せめて家での食事くらい好きなものが食べたいものです。

ファッションにしてもそうです。妻は夫が買う服が気に入りません。夫は「このデザインがたまらない」と言っても、妻は全く理解できません。おかげで、妻は洋服類の買い物は好きですが、夫と一緒に行くと好みが合わず、楽しくないので一緒に行くのはちょっと遠慮しています。

子育てにしてもそうです。夫はわが子にのびのびとした、個性や特技を伸ばすような教育方針で、学歴なんかは二の次でいいと思っています。しかし、妻は違います。学歴でいろいろと苦労してきたせいか、良い教育、有名大学、いわゆるエリートコースを子供に進んでほしいと考えています。

きちんとしていなければ落ち着かない几帳面な性格の夫。自分にも他人にも厳しく夫に比べて、陽気で冗談を言うおおざっぱな妻。こうした相反する性格の組み合わせは、恋愛中はお互いにないものとあって、魅力を感じるものです。

しかし、皮肉にも夫婦になってみると、生活の中でそれがしゃくにさわるのです。こうした価値観の違いを許せないと、限界を超えた時に離婚の理由となるのです。

価値観の違い 博史さんの例

博史さんは結婚前、9年間一人暮らしをしていた経験があります。おかげで、炊事洗濯をはじめ、家事を上手にこなすことができます。一方、妻は結婚するまで親元にいたため、家事はあまり得意ではありません。加えて、夫婦共働きです。

博史さんは悩ましいと顔をしかめながらぼやいています。

「ずっと妻は実家にいたからしょうがないですが、とにかく要領が悪いです。自分がしたら20分で終わるものを妻は1時間かかってしまう。料理ができたときには、使った道具や材料が全部そのまま放置してある。その都度片付ければ楽なのに、後片付けが大変です。洗濯物はしわしわ、お皿やコップはすぐに割る、掃除してもきれいにならない。これを一日の終わりにされるからため息が出ますよ。そして、翌朝にはゴミを出し忘れる始末です。夏は生ゴミが臭くてかないません」

結婚生活で生じる問題は、靴下の干し方から性にいたるまで、そのほとんどが性格や価値観の違いです。その違いが離婚という形で終わり、夫婦の存在そのものよりも大事とみなされるのは残念なことです。

自分自身のやり方でするのは結構ですが、相手にもこちらのやり方でするよう強要すれば衝突が生じます。自己中心的な考えがますます広がる現在、これからも自己中心的に暮らすことを望むなら一人暮らしをすることをおすすめです。離婚の理由の根本的な原因にはこの「自己中心」があるからです。