離婚の理由 爆発妻

何の前触れもなくある日、突然やってくる妻の感情の爆発。夫にとってはわけが分からず、脅威以外の何物でもありません。

結婚し、今日までたまってきたうっぷんが限界をむかえ、ついに爆発したのです。「いい妻・いい母」でなければならない、それが自分の価値の証明のように感じ、その理想の型に無理にでも自分自身をはめ込もうとこれまで何十年も努力してきました。

愛情のない結婚生活、夫に放つ「こっちを向いて」のサインも無視され続け、傷ついていました。しかしひたすら我慢し夫に対する不満や怒りは、面と向かって言うのではなく、沈黙や不機嫌で表現してきたわけです。しかし今まで一度といえ、自分の良妻賢母ぶりを認められたことはありませんでした。

自分が「いい妻・いい母」でなければならないという意識は自分で気づかないことが多く、無意識のうちに働いているからやっかいです。つもりつもった抑圧された感情が、火山の噴火のように爆発することにより一気に放出される結果、余裕ができて楽になります。

そうして初めて、自分が今までいかに良妻賢母にこだわってきたか知るきっかけとなり、変わっていけるのです。ただ、長年我慢してきたものが一気に爆発するだけに、そのエネルギーはすさまじいものがあります。

この爆発は妻の理性や我慢を超越しているので、もはや妻ではコントロール不能です。ゆえに、夫の側がその時だけでもきちんと向かい合えるか、爆発が全部おさまるまで黙って聞いてあげられるかが分かれ道となります。

残念ながら、その時にきちんと向かい合わなければ、勢いで一気に「別れ」となり、離婚の理由となるのです。男性の中には非常に鈍感な人もいるので、はっきり言われてみてはじめて、今までの妻の不機嫌や無言になる理由が何だったのか理解できる場合があります。

キレやすい性格やホルモンバランス

妻の爆発はキレやすい性格や月経前症候群などの女性特有のホルモンの問題が絡んでいることもあります。そうだとすれば、生活の中で爆発はよくあることになります。妻の爆発は離婚届けという形で現れる場合もあります。夫が何を言っても妻は一切聞く耳を持ちません。

もう離婚すると決心しているからです。こうなるには長年溜まったものが限界を超えてしまったからでしょう。大抵の場合、こうなるともうどうしようもありません。妻の感情の爆発という例で考えましたが、これが夫の感情の爆発である場合もあります。

どちらにしても対処しにくいやっかいな問題です。このように感情の爆発は夫婦にとって悩みの種となり、どちらかがどうしても我慢できない場合は離婚の理由となり得るのです。