浮気は結婚生活を終わらせる

結婚3組に対し、1組は離婚に終わるという、その離婚の理由の多くに「浮気」があります。Mさんの場合、どのように浮気に至ったのでしょうか。よくあるパターンですが、同じ会社で働く同僚との浮気です。

離婚の理由・浮気 Mさんの場合

営業職のMさんは45歳。結婚して16年、妻と中学生と小学生の二人の子供を持つ父親です。家庭のことは妻にまかせっきりで、バリバリ仕事をこなす毎日でした。業績もよく、会社の信頼も厚いようです。加えて、わりとハンサムなほうで昔からよくもてました。

同僚の女性との浮気がはじまったのが半年前。家に帰っても妻と一緒にいれば、近所の主婦たちや子供の友達のお母さんたちの悪口ばかり聞かされるので、疲れを感じていました。子どもたちも部屋に閉じこもりっぱなしで、接点がほとんどありません。

Mさんにとって家庭はいつしかつまらない場所となっていました。そんな折に、いつも明るく、色気もあり、一緒にいて楽しい会社の同僚の女性と深い関係になっていったのです。仕事が終わってからも残業や付き合いで上司と飲みに行くと家に連絡をし、彼女と楽しい時を過ごしました。

そんな楽しい日々が2年ほど続いたある日、妻に浮気がばれてしまいました。女の感とは怖いものです。妻は怒り狂ったように一晩中暴言を吐き、罵声を浴びせてきます。しかし、Mさんとしては何も言えませんでした。

Mさんは内心こう思いました。

「こんな女性とこれから先も死ぬまで一緒にいなければならないと思うと、うんざりだ。別れて、彼女と新しい生活を始めよう」

翌日仕事から戻ると、怒り収まらぬ妻は離婚届に判を押せと迫ってきます。もちろん多額の慰謝料つきです。すんなりと判を押すMさん。子供は妻が引き取ることとなり、18年続いた結婚生活はあっけなく終わってしまいました。

Mさんはその後、浮気相手の女性と結婚しますが、わずか1年で今度は相手に浮気されて、逃げられました。現在は一人暮らし、元妻に生活費・子供たちの養育費として月20万円の仕送りをしています。

浮気に至る要因

「何十億人の中から君を選んだ」結婚のときに、よく言われるフレーズです。しかし、その何十億人の中に、果たして今回の浮気相手は入っていたのでしょうか?男性の浮気と言えば、単に誰かを好きになる恋愛感情や、恋愛感情の伴わない浮気…遊びや好奇心・出来心、性的欲求を満たすためだけのものもあります。

職場ではストレス、家に帰れば性格のきつい妻からいろいろ言われ、心の休まる場所がありません。そんな時に飲み屋で出会った優しい女性から声をかけられ、癒されると、惹かれるものです。

このように、浮気に陥りやすい心理状態もあるでしょう。また、職場が女性ばかりというような状況もあるかもしれません。

隠蔽

たいていの男性は(もちろん、女性もそうですが)浮気を隠そうとします。なぜ隠そうとするのでしょうか。刑務所に入れられる犯罪者は自分が悪いことをしたということを知っており、それを隠そうとします。ばれるとまずいからです。

浮気も同様、ばれてしまうと非常にまずいことになるのを知っているのでなんとか隠そうとします。だから、ばれないようにうそを言い、頭を使ってあれこれ手を考え、怪しまれないように、痕跡を残さないように気をつけます。携帯電話の履歴やメールを妻や恋人に見られるのを嫌がります。

ばれるとただでは済まない

一般的に浮気がばれてしまうと、一気に信用をなくしてしまい、離婚の理由となるケースが多いものです。別れて浮気相手と再婚する場合もあれば、元の相手と浮気相手が争い、ぐちゃぐちゃになるケースもあります。

浮気相手と結婚を考えるも、そこにはいたらずもとの相手とも別れて、結局一人になるパターンもあります。もちろん浮気相手と別れ、元の妻・恋人のところに帰り、日々、信頼の回復に努める場合もあるでしょう。

どちらにしても、潔白な妻や恋人が受けるダメージは甚大で、生涯決して忘れることのない心の傷を負わせてしまいます。

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やめてなかった浮気

結婚生活にとって、浮気・不倫は取り返しの付かないほど大きなダメージを与えます。一度の裏切り行為でも計り知れないほど大きなダメージなのに、二度三度繰り返される場合はどうでしょうか。

28歳で結婚した主婦のHさんは、夫と子供3人の5人家族でした。夫は仕事も頑張っており、家事も少しは手伝ってくれるまずまずの人でした。しかし、結婚5年目、一番下の子がまだお腹にいたときに夫が借金をしているということがわかりました。

夫の200万くらいの借金は、Hさんにとって寝耳に水でした。借金をしているというのは、誰にとっても気持ちの良いものではなく、Hさんにとっても大きな煩い事となったのは言う間でもありません。

この借金そのものについて言えば、双方の親の援助と家庭の貯金を崩してなんとかおさまりましたが、夫がずっと黙っていたこともあり、夫婦間に不信感が生まれました。

明らかになった浮気

Hさんにとって謎だったのは、借金をしてまで使うお金の用途でした。おこづかいは毎月渡していましたし、足りないときもなんとか不足分を渡していたので、200万という金額の借金が腑に落ちなかったのです。

借金のことがようやく収まった頃、夫の浮気が発覚しました。夫が昼休みに家に帰宅して、仕事に行った際、ジャケットを忘れていました。他にも借金がないかと、半信半疑で財布を調べたところ、浮気相手が書いたと思われる手紙が入っていたのです。

そうです、借金の用途は浮気に関わる交際費だったのです。手紙の内容から会社の同僚だとわかったので、すぐさま会社に電話を入れ、その浮気相手と会って話す約束をしました。

ジャケットを取りに戻った夫にそのことを話すと半分否定、半分認めるといった感じで、もうやめると約束したのです。Hさんは、浮気相手にも会い、話し合いの末、相手が結婚する気がないことを確かめ、付き合うことをやめてもらいました。

再び浮気

浮気騒動から4ヶ月ほどたったある日、買い物に出かけた車の中から、Hさんはランチをとり終わってレストランから出てくる夫と例の浮気相手を発見してしまったのです借金、最初の浮気、やめるという約束を破ったこと、さすがに3度目の裏切り行為にHさんも堪忍袋の緒が限界です。

半ば理性を失いながらも、なんとか抑えつつ、その場で二人に詰め寄り、問いただします。その結果、なんと最初の発覚の後も、まったく別れていなかったこと、そしてこれからも「別れるつもりはない」とはっきり告げられました。

子供はまだ小さかったのですが、夫の度重なる裏切り行為に、Hさんも限界を超えました。その後は、Hさんから切り出した離婚話に、2ヶ月の間の泥沼のような期間を経て、離婚が成立したのです。

Hさんは離婚後、引っ越し、夫はその後浮気相手とは別の女性と再婚しました。まだまだ幼い子供たちは、父親がほしいと言っていますが、Hさんにしてみればもう結婚はこりごりです。