成功して好かれる人と嫌われる人の違い

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誰かが成功したのならそれはすばらしいことではないでしょうか。同じような成功をしても、好かれる人と嫌われる人がいます。この違いはいったい何でしょうか。

日本は「嫉妬社会」

誰かの成功に対し日本人は二通りの反応を示すと言われています。一つは「うらやましい」、もうひとつは「ずるい」です。たとえば、誰かが汗水流して働き、大儲けしたとします。「うらやましい」という反応を示す人たちは、自分もそうなりたいという気持ちが背後にあります。

加えて、自分もそうなれるようがんばろうという気持ちもありますから、「ずるい」に比べると健全なものです。問題は「ずるい」のほうです。「自分ばっかり大儲けして、ずるい、不公平だ。 こっちは不愉快極まりない」このように考えてしまいます。

これはいわば「嫉妬」です。これは多くの日本人が多かれ少なかれ持っている感情ではないでしょうか。決していいこととはいえませんが、日本には「嫉妬社会」の風潮があるのです。「嫉妬社会」の側面を持つ日本では、たとえ大儲けしてうまくいったとしても、それをおおっぴらに伝えるのは賢明ではありません。

もちろん、隠し事をして、成功していないようなふりをする必要はありませんが、少なくとも自慢話は慎むほうがよいでしょう。成功して好かれる人と嫌われる人がいるのはこうした日本独特の社会背景があります。

謙虚かそうでないか

成功して好かれる人は成功前も成功後も変わらず謙虚です。決して周囲の人を見下したり、自分の能力や成績を誇示したりしません。いつでも自分をより小さい者として表現し、周囲の人々のおかげであるということや、感謝の気持ちを忘れないのです。それに対し、成功して嫌われ者になる人は、往々にして横着、ごう慢です。

「自分に能力があったからここまでやれた、すごいだろう」といった態度は疎まれる原因になります。私たちも何らかの成功を収めることがあるかもしれませんが、いつでも謙虚さを持っていたいと思います。

まずは謙遜さが「有る」か「無い」か。そして次にその「程度」はどれほどか。謙虚さは、成功した後に急に発揮できるものではありませんから、今の自分には謙虚さがあるか、たまにはこういう自問をしてみるのもいいですね。