55歳以上の10人に1人が、1年以上両親に会っていない

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イギリスの新聞「マチュア・タイムズ」の世論調査によると、55歳以上の10人に1人が、1年以上両親に会っていないという事実が判明しました。仕事や生活など、何かとやることが多く忙しいこの世代、いつの間にか年老いた両親を孤独にしてしまっているようです。

調査を受けた3000人の半数は、自分から小まめに両親へ連絡していないことを自覚しています。「2~3カ月ごとに電話をする」という人もごくわずかなようです。55歳といえばまだまだ仕事や家事で忙しい年代です。

それに加え、両親の住む家と自宅が非常に離れている場合も多いようです。小まめに立ち寄り、顔を合わせることはなかなか難しいのです。しかし一方で、忙しさのせいにし過ぎてしまっているのかもしれません。

もしも両親の身近に親しい隣人や友人がいなかったとしたら、彼らは孤独に陥り、社会から孤立してしまうのです。調査を受けた人々は、自分は両親に会いに行かないのにも関わらず、子供には自分が年老いたら頻繁に会いに来てほしいと願う人々がほとんどで、矛盾した意見を持っているようです。

隔離と孤独は、近年多くの老人にとって非常に深刻な問題です。そして今回の調査結果はイギリスが抱える問題を浮き彫りにしていると指摘しています。友人や家族の存在は、年老いた時に最も重要になってくるものです。彼らは、年老いた人にとって、社会との大切な接点なのです。

過去40年にわたる通信技術の発展と進化によって、大昔のように「会いに行かなければいけない」ということはなくなりました。今や電話だけでなく、インターネットサービス「Skype」などを使えば、無料で顔を見ながら会話することも可能です。

老人の孤独が社会問題化している日本も他人事ではありません。離れて暮らす両親としばらく連絡を取っていないという方は、久しぶりに電話をしてみてはいかがでしょうか。きっと喜んでもらえるはずです。