怒りのメカニズムはどうなっているのか?

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なぜ人間は怒りを感じるのでしょうか。怒りをコントロールする助けはありますか。怒りはより良い人間関係にとって、妨げとなります。どうすれば怒りに対処しやすくなるのでしょうか。ここでは、怒りのメカニズムと私たちにできる「怒りのコントロール方法」について考えます。

怒りはどのように生じる?

怒りはどのようなシステムで生じるのでしょうか。人間が怒りを感じるのは、主に、ホルモンによるものと、加齢現象によるものの二つが原因と考えられています。ホルモンが原因の場合、怒りを感じると、脳がノルアドレナリンというホルモンの分泌を命じます。ノルアドレナリンは、通称「怒りのホルモン」といわれる神経伝達物質です。

自律神経の一つである交感神経に働いて、覚醒、意識、意欲、不安を引き起こします。敵から身を守るべき場面やストレスを受けることがあると、このホルモンが出て血管が収縮、心拍数が上がって攻撃的な状態をつくるわけです。

怒りをコントロールする方法

ムカッと来た瞬間には、無意識のうちに体内でこういうホルモン分泌が起こっています。そのことを知っておき、いざ怒りを感じたときには、「今、怒りのホルモンが出ている」と自覚するだけでも少しはコントロールが効くようになります。

もう一つ重要なホルモンに、セロトニンがあります。これは、精神を安定させるホルモンですが、セロトニンの分泌には、日光や呼吸、歩行などの運動が影響します。引きこもって太陽にあたらない、昼夜逆転の生活、運動をしないなどの要因が重なると、キレやすく、また、うつにもなりやすいのです。

イライラするときは、日の光のもとで深呼吸や散歩をすれば、セロトニンが分泌されて怒りをコントロールしやすくなるというわけです。それ以外にも、怒りやすくなるときには、体調が悪いとき、おなかがすいているとき、眠いときといったように自分の状態が関係しています。

ですから、「今日はどうもイライラするな」と思ったら、まずは自分の体調がどうなのかを考えましょう。「朝食を抜いておなかが減っている」とか、「風邪気味だ」、「睡眠不足だ」と認識すれば、怒りの感情を理性にスイッチさせることができて、コントロールしやすくなります。